PersonaryはPLR (分散PDSライブラリ)を組み込んだアプリです。 PLRライブラリ以外の部分はオープンソースです。 PLRの基本機能(データの暗号化・復号、クラウドとの通信、データ共有など)に加えて、 データの作成・閲覧等の機能を備えており、SNSや名簿管理ができます。
PLRにさまざまなパーソナルデータを集約しておけば、他のサービスはPersonaryと連携することによりパーソナルデータを必要に応じてPLRから取得できます。 こうして、パーソナルデータを独自に管理しないことにより運用コストを抑制しつつ利便性と安全性の高いサービスが実現できます。 サービスが停止してもそのデータを利用者本人がPLRで保管して利用し続けることが可能です。
Personaryと同じくPLRライブラリを組み込んだアプリとしてPastelDがあります。 Personaryと違ってPastelDでは家族介護者支援に不要な機能を隠すことによって使いやすくしてあります。
PLRにオントロジー(データのスキーマ)等を設定することにより、さまざまなユースケース用のPersonaryの機能を簡単に実装できます。 また、ユースケースごとに専用のアプリを作って必要な機能だけを使えるようにすることもノーコードでできるようにする予定です。 利用者が個別のアプリやWebサイトをいじらなくてもパーソナルAIと対話することによってそれらのサービスを簡単に利用できる仕組みも開発中です。
Personaryを(再)インストールして既存のアカウントを設定する場合(Personary 2021でない旧Personaryで設定したアカウントをPersonary 2021に設定する場合を含みます)には、そのアカウントのパスフレーズが必要です。 そのため、前以て、パスフレーズを記憶または記録しておいて下さい。 パスフレーズを忘れた場合は、いずれかの端末でPersonaryにパスフレーズ入力なしでログインできるようになっていれば、パスフレーズを確認または再設定して下さい。 旧Personaryではパスフレーズを確認できませんが再設定できます。
Personary 2021はパスフレーズを最初の3人の友達に自動的に預託します。 パスフレーズがわからなくなったらまず心当たりの友達に聞いて下さい。 Personaryの使い方の「友達のパスフレーズ」の要領でパスフレーズをクリップボードにコピーできます。
パスフレーズがどうしてもわからなくてPersonaryにログインできない場合は、 アカウントを削除して作り直す必要がありますが、 残念ながらそれによって既存のデータも消えてしまいます(したがって、パスフレーズは決して忘れないようにして下さい)。 アカウントを削除するには、そのアカウントでPersonaryにログインする際に「パスフレーズ入力」ダイアログで「パスフレーズを忘れた場合」をタップして「アカウントを作り直す」を選んで下さい。 これによってGoogleドライブの"PLR2"フォルダが作り直されます(アカウントを削除するとき以外は"PLR2"を削除したりしないで下さい)。
PLRのデータは暗号化されているので、平文で取り出すにはPLRを組み込んだ別のアプリが必要ですが、安全のためこのアプリの利用は研究開発等でPLRのデータを収集・分析する場合に限定しています。 それを含むサポート等については、 plr@assemblogue.comにご連絡下さい。